カルネ・ド・フランス

広島のリーン・ロゼ工場を訪問2

TOGOの完成の研修がおこなわれているところです。熟練のメンバーが、若い人にそのノウハウを継承することも、とても大切ですし......。機械のみでは対応できない側面がたくさんあるロゼの製品だからこそ、人間の目と手際が必要になるのです。

前回に引き続き、ドリームベッドのロゼ工場のご紹介します。

日本でも、アイコン的な存在であるTOGOの誕生が体験できます! それは、フランスと日本以外、どこでも体験できないことです。それに、ドリームベッドの工場では、日本の特殊なモノづくりに対する考え方も意識することができます。

フランスと同じものをつくっていても、やり方と仕事のスタイルには、多少の差が感じられます。製造も、機械ばかりではなく、人間によっておこなわれているから、その人の文化と国民性の表現にもなるでしょう。

  • TOGOのカバーが被され、ヒモで固定されています。フランスの工場では見たこがありませんが、軽いからこそ、ひっくり返して作業ができるソファです。子供遊びに似ていますが、それほど簡単な作業ではなく、ここまでできるようになるまでには、結構時間が必要だそうです。
  • ロゼのもう1つの代表作、CALIN のダイニングチェアが並んでいます。座り心地のよいソフトなカーブの椅子で、ロングセラーアイテムです。それも、TOGOと同じ、世界中のお客さまに愛されている商品で、日本でもつくれるのはラッキー。
  • 工場の2階にある、縫製がおこなわれている作業所。そこで、ソファ、椅子のカバーが縫製されていて、主に女性が働いている製造ラインです。生地の在庫もあります。縫子さんは、ロゼに比べたらもちろん数が少ないのですが、熟練の方がほとんどです。
  • フランスと違って、日本では立ったまま縫製をおこなう場合も多いです。そのほうが疲れが少なく作業しやすい、と考えている人もいるらしいです。ロゼの工場では、皆が座って縫製をおこなっているから、考えられないことですが......。
  • 作業に使うはさみは、壁にきれいに収納されていることが印象に残りました。日本の4S運動の影響「整理・整頓・清潔・清掃」が感じられます。ちなみに、日本の4S(改善)はロゼ工場にも及んでおり、職場の改善と品質向上を図っています。
  • こういう「挨拶運動」も徹底しており、とても日本的だな、と感じました。相手にきちんと挨拶をし、相手の立場と努力を尊重することの意味で、チームワークを改善するのによい方法だと思います。私にとっては、「丁寧は文明の明かし」ですし、お客さまに対してのみではなく、仕事の仲間に対しても「丁寧と思いやり」が必要だと思います。そういう考え方は、フランスには、残念ながら、少し薄くなっています。個人主義の国ですから、挨拶・丁寧の習慣も徹底していません。
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