ligne roset2018
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EGATROPER65文: アクセル・コルティリーン・ロゼでのそれぞれの責務は何ですか?アントニー・ロゼ(以下A.R): 私はアメリカ支店の責任者です。カナダ、アメリカ合衆国と南米、合わせて45店舗の販売店を統括しています。その他、フランスでインターネットなどいくつかの販売推進戦略も監修しています。 オリビエ・ロゼ(以下O.R): 私はブリオードの本社で父、ミッシェル・ロゼとともにマーケティングとクリエイションを担当しています。他には、イタリアとイギリスの支店を統括しています。そしてホテルグ ループや高級レストラン、クルージング船などのインテリアを担うリーン・ロゼ・コントラクトの事業推進も任されています。お二人は、会社の強みは何だと思われていますか?O. R. : 私たちの祖父ジャン・ロゼとその息子ピエールとミッシェルによって構築されたフランスと海外での独占販売代理店のネットワークは素晴らしいアイデアだと思います。このネットワークによって競合ブランドの圧力にも対抗できます。また、ファミリー企業なので会社の意思決定が早いです。これは市場に素早く対応できるため大きなメリットと言えます。A. R. : 人は私たちの反順応主義な面と、アバンギャルドなトレンド精神を好んでいるのだと思います。私たちの働き方、考え方、さらには社員のノウハウと工場のパフォーマンスも重要な財産の1つだと思います。今のお客様は商品がどこでどうやって作られているのかを知り、そこに1つの価値を見出したいのです。「Made in France」 に価値があると思いますか?A. R. : ブランドイメージにとってはプラスです。リーン・ロゼはフランスでコンテンポラリーな家具を作っている唯一の会社で、新しいテクノロジーを日々必要としますが、こだわりのある伝統的な職人技術も守り続けます。なぜならこれはフランスが世界中で高い評価を得る源だからです。O. R. : ブランドに対する愛着を芽生えさせているのは、我々が標準的ではないとても高級な家具を作っているという少し生意気な気持ちだと思います。この気持ちこそがフランスの文化的アイデンティティーの一部なのです。リーン・ロゼは国際的にどのように発展していますか?A. R. : すでに約70ヵ国に700店舗以上の販売拠点があるので成功だと言えます。国際市場は販売の60%以上を占めています。特にヨーロッパとアメリカにはうまく根付いています。アジア(中国、韓国、日本など)での発展はとても早くて喜ばしいです。しかし文化的な要素にも対応できるようにチャレンジすべき課題もあります。 それはどういうことですか? A. R. : 例えば、ヨーロッパのお客様は職人の手作業という概念によく理解を示し、丁寧に1つ1つ仕上げていくため製造に時間がかかるのは当然だと考えています。しかし、アメリカやアジアではどんな商品を購入しても同じような対応でなければならないという考え方や商品はできるだけ早く届けられた方がよいと考える人が多いように思います。そのため、ロジスティクスの改善にも取り組まないといけません。 O. R. : 我々のアイデンティ ティーを決して失うことなく、あらゆるマーケットにも合わせられることが大事で、それが大きなチャレンジなのです。 サスティナビリティーのためにいろいろな政策をとっているようですが、これはブランドイメージに繋がるのですか?O. R. : 我々はこのサスティナビリティーの分野ではとても進んでいると思います。製造施設は昔から地域に溶け込んでおり、地域の住民とともに資源を大切にしています。環境保護は我々の働き方を考えるうえで大事にしていることの1つです。冬の暖房について、ボード工場のサン・ジャン・ル・ヴィウー工場は45,000㎡もある広い工場ですが、製品を作った残りの余った木材で温められています。また、リサイクルされたPETはラグ「ロープ」やダイニングチェア「エットリアーノ」の本体など多くの商品の製造に使われています。そして、エネルギーの優れた管理の証として、9月にはリーン・ロゼの工場はISO 50001の認定を受けます。 新世代が決定権を持っている

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