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Carnet 196

Paris Shops and Restaurant Part –2

パリのショップとレストラン その2

前回に続いて、パリ訪問のレポートをお届けします。
今回ご紹介するのは、世界的に有名になったセレクトショップ『MERCI』です。Carnet第169回目でもご紹介しましたが、パリのショップ訪問の際は、必ず訪れます。『MERCI』は、コンセプトショップなので、展示とライフスタイル提案が頻繁に変わり、とても楽しく参考になります。

『MERCI』を訪れると、パリのトレンドが、だいたい掴めると思います。それは絶対「ラグジュアリー(贅沢・豪華)」なものではなく、オリジナリティがあり、創造性、クリエイティビティが高いものです。世界中から様々なものが集まっているのもポイントで、そのセレクションも天才的です。 (次号に続く)

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日本人観光客も多い『MERCI』には、毎年必ず行くことにしています。ショップの入り口には、可愛らしい黄色いフィアットがおいてあり、スローガンも面白い。(直訳すれば、「それは私の独裁者ではない」)。別に意味がないスローガンですが、このショップの遊び心を表現しています。
Merci, 111 Boulevard Beaumarchais, 75003 Paris.
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今回のショップコンセプトは「imparfait」、つまり「imperfect(完璧ではない、欠点があるもの)」というものでした。その「不完全」のアイデアは様々な商品に表現されており、とても面白いと感じました。例えばショップの奥の壁に掲げてある「imparfait- nobody is perfect」の字は、わざとぼけて見えるように書いてあり、これも一つのアイデアです。今回も『MERCI』は、お客様で溢れていました。
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わざとヒビが入っている皿が置いてありました。それを誰が買いたいと思うのかはわからないのですが(一枚20ユーロですし)、本当に見たことのないもの !
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日本製のものも、「完璧でない」コンセプトに相応しい商品がいくつか置いてありました。日本の美のコンセプトには、「わび・さび」があり、「完璧でないもの」に対し、日本人は違和感が少ないかもしれません。その影響がフランスにもあります。例えば、あるフランス人陶工によるテーブルウェア・コレクションは、日本の『楽焼(らくやき)』の陶器からインスピレーションを受けています。ラクという言葉自体も、最近フランスではよく知られています。もちろん、大変高価なものばかり!
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驚いたことに、日本のコンビニでも安く買えるプラスティックの傘が置いてあり、それがかなり高い値段で販売されていました。こういう日常的なアイテムだけでも、日本のファッションのセンスが評価されていることが分かります。皆さんは、コンビニで買った安い傘をさしながらパリで散歩されたら、ファッションのアイコンになれますよ!