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Carnet 204

Two stars for France: Soccer World Cup 1998-2018 Part –3

フランスは2つ星:サッカーワールドカップ1998-2018 その3

前回に引き続き、ワールドカップで優勝したフランスの様子についてのレポートです。

今回のワールドカップでは、驚くべき情報も流れました。地震地域であるストラスブール(ドイツとの国境にある東フランスの都市)では、決勝日、ゴールが決められた度に地面が揺れたそうで、震動図にも記録されました。信じがたいですがファンの熱狂によって起こされた小地震だったのです!

 
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ストラスブール市での震動図は、フランス代表が決勝で点を入れた度に小さな地震を記録しました。驚きです!

 

この優勝は精神的にも経済的にも、フランスに良い効果をもたらしました。専門家によると、一気に消費が上昇して(記念コイン、Tシャツ、記念ドリンクなどワールドカップ関連のグッズの販売)、およそ23億ユーロの利益を生み出すことになります。特にフランスのシンボルであるニワトリと2つ目の星(ワールドカップ優勝回数)がついた代表のユニフォームは、予約が殺到してすでに在庫切れ状態で、入手するためには8月末まで待たなければいけないそうです。


珍しいことに、このワールドカップでの優勝は、元々サッカーに関心を持たないと言われている女性の中にも喜びを引き起こしました。フランス国家の3色とシンボルは、ファッションとメイクによって表現されていました。女性はキリアン・ムバッペに対する好みを示して「早く走るだけではなく、ナイスガイでもあるから」と言っています。

 
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ニワトリと星2つのついたオフィシャルユニフォーム。ネットでも店でも注文が殺到して在庫切れです。ファンは購入するのに8月末まで待たされました。

 

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フランスの有力女性誌ELLE にも、今回のワールドカップが大きく取り上げられていました。ファッションシンボルとして、そしてナイスガイと思われる選手によって今回のワールドカップは、女性にも大変人気がありました。
 


最後に日本代表に関して書かせていただきます。
コロンビア戦での予想外の勝利、セネガル戦の高パフォーマンスと特にベルギー戦、みんな一致でこのチームは素晴らしい可能性を秘めていると言っていました。ファンにとって日本代表は、世界的なレベルを見せたのです(ベスト16に挙がったアジア唯一のチーム)。

そして、代表のスポーツ性と同じぐらいに心をとらえたのは、日本人の行動なのでした。ベルギー戦の敗北後、チームは丁寧にロッカールームを掃除して、完璧な状態に残しました(他のチームの試合後の散らかり具合とのコントラストが明らか)。

そして毎回のように日本のサポーターは試合後、スタジアムのごみを拾って観客席を掃除したのです。海外メディアはとても驚いていました。このような相手に対する思いやりや極限の礼儀正しさは日本人にとっては当たり前かもしれませんが、国際的なレベルではとても珍しいのです! 日本は礼儀良さのワールドカップで優勝したのです。

このように、サッカーはスポーツ以上であって、これを通じて我々の大切な価値観、理想、夢、たまにはフラストレーションを表すことができるのです。感動を与えてくれて教訓豊富だったこのワールドカップはまさにその通りでした。

 

 

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日本代表は「ロッカールームを新品の状態で去りました」と、メディアは尊敬の目で報道しました。これは代表チームのスポーツ性と同じぐらい驚かせたようです。フランスのメディアによると日本人は「他のチームも見習うべき教訓」だそうです。