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Carnet 214

Colognes Photo reportage

ケルン・メッセのフォトルポルタージュ

みなさん、今回もケルンとパリの家具見本市に行って参りました。リーン・ロゼブースで発表された、一番話題になった、あるいは個人的に一番気に入った商品をご紹介します。

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ケルンメッセ(家具見本市)の入り口に立つ私です。やはりドイツの1月は寒く、コート、マフラーと帽子も欠かせなかったです。
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見本市内に、ドイツのバウハウス運動についての展示会があり、とても面白かったです。その影響は現代まで続いていることがよくわかりました。つまりシンプルでしっかりした、余計な点のないデザインが特徴でした。
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ケルンのリーン・ロゼブース。内面はレイアウトが少し変わりましたが、いつものとおり、「フラクチャーデザイン(断片的デザイン)」のブースデザインになっていました。
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Marie Christine Dorner(マリー・クリスティーン・ドルネル)氏のデザインであるソファコレクション「UNCOVER(アンカバー)」が一番人気のあった商品でした。それに良く似合う、同じデザイナーによるブラックのセンターテーブルとスツール「キャッツ」が置いてありました。ちなみに「UNCOVER」は今日本のショップにも展示されているソファモデル「COVER(カバー)」のバリエーションになります。「COVER」に豪華な生地カバーが掛けられていることに対して、「UNCOVER」は「カバーなし」つまり張り込んでいるカバー、という意味になります。
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数年前に発表されたPhilippe Nigro(フィリップ・ニグロ)氏の「CONFLUENCES2(コンフルアンス2)」ソファは、座面をより快適にし、新しい脚を追加したことで「CONFLUENCES 2」として再発表されました。確かにそのデザインが非常に特徴的であるおかげで、ニグロ氏はミッシェル社長の目を惹いて、ロゼとコラボレーションをし始めるためのきっかけになった、最初の商品です。
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日本でも大ヒットしているChristian Werner(クリスチャン・ウェルナー)デザインの「PRADO(プラド)」ソファコレクションに、新しいモデルが追加されました。新しいモデルは、160×160cmの大きなプラットフォームで、クッションをおけば寛ぐのに最高な空間になります。十分大きいから、2人がお互いに向かい合って楽しく会話できるようにもなっています。
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プラドの商品コレクションに、丸いパフとソファに差し込むことのできるテーブルが新しく付け加えられました。それでプラドをより快適に使えることになったと思います。日本のお客様にも気に入っていただきたいです。
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長年ロゼとコラボレーションを続けてきたフランス人デザイナーDidier Gomez(ディジエ・ゴメズ)氏によるソファコレクション「IPANEMA(イパネマ)」は、ブラジルのリオデジャネイロの有名な浜辺からインスピレーションを受けているようです。たしかにブラジルの文化の楽しさと温かさを表現し、豆に似た丸いシェープを持ち、どんなインテリアにもくつろいだ雰囲気を与えるでしょう。
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個人的にとても気に入った、イタリア人デザイナーMario Ferrarini(マリオ・フェッラリーニ)によるデスク「ROLL(ロール)」。その丸めた木製のトップはユニークで、女性的な雰囲気を与えると思います。どこにおいてもおしゃれで、ドレッサーとしても使えると思います。
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今年のチナコンクールで優秀賞を受賞した、とてもオリジナルデザインなフラワーベース「TASSO(タッソ)」です。無垢材を使用し、手作業で仕上げられた大変繊細な作品です。水を入れることができないので、ドライフラワーしかおけないものですが、本当にオリジナルデザインでベースにあまり見えないシェープだと思います。デザイナーは若いフランス人でデザインスクールを卒業したばかりのMatthieu Delacroix(マッティユー・デラクラア)です。今後も期待できるデザイナーになるでしょう。
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このソファベッド「CLAMクラム」も、チナコンクールでソファベッドの優秀賞また観客賞を受賞しました。若いフランス人デザインチーム(Léo Dubreuil &Baptiste Pilato(レオ・デュブレイユ&バッティスト・ピラト)によりデザインされた話題の商品です。「ベッドに見えないソファ、ソファに見えないベッド」というスローガンで紹介されたその商品は、見本市で一番注目を集めたモデルの一つでした。
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