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Carnet 217

Saint-Valentin au Château de Coudree Ⅰ

クドレー城でのバレンタインデー その1

バレンタインは、日本は女性が男性にチョコレートを上げる習慣があるようで、仕事関係の上司であれば「義理チョコ」、夫、ボーイフレンドや恋人であれば「本命チョコ」を上げるようで、最近「友チョコ」も誕生したようですね。3月のホワイトデーは、男性が女性にチョコをお返しする習慣のようですが、チョコの量から言えば、女性があげる分のほうが圧倒的に多いこと、最近のNew York Timesの記事で読みました。それで日本女性がその習慣に反発し始めて、チョコレートを上げないようにする「チョコの革命」が起こっていることも書いており、とても興味深く読みました。

確かに日本の「チョコ習慣」は、西洋の人にとってはとても珍しく、変わっていると思います。ヨーロッパ人のバレンタインデーは、圧倒的に男性の方が女性にプレゼントし、あるいはどこかおしゃれな所へ招待する習慣があるのです。女性は何もしなくても、なにも買わなくても良いのです。私のスイス人やフランス人の友達はみな、男性が女性を高級レストランに招待したり、プレゼント(例えばジュエリーやお花など)をあげたりすることにしています。正直に言えば、女性としての私にとっても、ヨーロッパの習慣の方が日本のより好きです!

実は今回は私の夫クラウディオも、バレンタインデーにとても豪華なホテルレストランに招待してくれたのです。それはジュネーヴの友人の3組のカップルと一緒に、フランスとスイスの国境の近くのレマン湖に面しているChâteau de Coudree (クドレー城)のホテルレストランで、バレンタインデーをお祝いすることになりました。

クドレー城は高級レストランのみではなくホテルでもあります。私たちが住んでいるジュネーヴから30キロぐらい離れているところで、食事後に帰るよりも、ゆっくりできるために宿泊することにしました。(もう一つの理由は、運転すればお酒がいっさい飲めないからですが、私たち夫婦はワインがとても好きで、バレンタインディナーをワインなしでは考えられないこともありました)

クドレー城での滞在はとても素晴らしく、大変良い一時を過ごすことができました。ジュネーヴからのドライブは、レマン湖にそって走れば道がとても混むので、意外に時間がかかりましたが、そのお城に辿り着いた瞬間、とてもロマンティックな感じで、なんだか別な世界に来たような印象を受けました。それはそのお城はとても豪華であり、綺麗に修復されて中世の雰囲気はそのまま残っていることでした。

そして、レマン湖の湖畔で、そのときにはちょうどよいお天気で本当に素晴らしい景色でした。ホテルに着いてから、伝統的な家具、しかもモダンなバスルームを備えていたお部屋にチェックインし、まず最初にサウナに入りました。私はサウナが大好きで、サウナにはいるたびに日本の温泉を思いだすこともあるので、とてもリラックスできる瞬間でした。それからお城とその周りを見物し、日が暮れてから、ジュネーヴのお友達もお城に着きました。

(次号に続く)

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レマン湖に面している素晴らしいお城、シャトー・ド・クドレー。その豊かな歴史はフランスの中世、または近代の歴史を反映しています。
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世界的有名な小説家マルセル・プルーストもクドレーに滞在し、お城の持ち主の娘であるユージェニー・バルトローニに恋をした、と言われています。お城のロマンティックな雰囲気はそれに無関係ではないと思います。
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お城の前で撮った写真。到着した瞬間、そのロマンティックな雰囲気に魅了されました。
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オーナーとシェフの努力の成果として、4つ星のホテル、フランスの料理カレージによる証明書、オーベルニュ・ローナルプ地方も観光スポットとしての証明、または「フランスの微笑み」(フランスの心地のよいホテル)の証明を受けています。
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一緒にバレンタインをお祝いしてくれたジュネーヴのお友達。様々な仕事をしている人ですが、「美味しく食べると友達と遊ぶ」のが共通点で、いつも楽しくしているグループです。
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ホテルの部屋。伝統的な家具でしたがバスルームがモダンで気に入りました。同じ階にサウナがあったのもポイントです。
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