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今回の「カルネ・ド・フランス」は、今年6月にオリビエ・ロゼ氏と東京に出張した時のエピソードをご紹介したいと思います。
オリビエさんと一緒の来日は、3年ぶりになります。彼がしばらく日本に来られなかったのは、3年前に赤ちゃんを授かったからです。赤ちゃんは双子で、幼い間は何かと忙しく、彼は奥さんを手伝うために遠い国への出張を見送っていました。
日本では、「家族サービス」という表現があり、父親がたまに奥さんや子供のめんどうをみる場合に使っています。ですが「カップルの平等主義」が強いフランスでは、父親の家族や家事へのコミットメントは「サービス」ではなく「当たり前」として考えられています。特に若い夫婦の場合はなおさらで、オリビエさんも、経営者でありながらも、そのような考えを持っています。
今回の来日は、毎年6月に行われるロゼクラブのイベントのためでした。ロゼクラブは、リーン・ロゼ主催の元に、製品を取り扱っている日本全国の販売店オーナーたちによって組織されています。毎年6月は、ロゼクラブメンバーのために説明会が開催され、1年間のプロモーション戦略の内容や売上報告、消費傾向などが紹介されます。
今年は、ロゼクラブメンバーの皆さんに、オリビエさんによるロゼ製品の最新情報をプレゼントしました。
今回はそのプレゼンテーションから、一番興味深くて新鮮な情報を皆さんにご紹介したいと思います。特に、今はロゼ社が力を入れているコントラクト事業のプロジェクトについて説明します。 (次号に続く)