1月中の1週間、ドイツ・ケルンで『imm -ケルン国際家具見本市2017』が開催されました。世界最大規模のインテリア見本市であるこのイベントは、出展企業の50%以上、訪問客の40%が外国からの参加です。世界の市場を凝縮したような展示スペースには、ロゼ社をはじめとした多くの企業が参加し、2017年の最新トレンドを紹介しています。
国際家具見本では、数年前から素材感をアピールした商品が多く出品されています。無垢素材、大理石、本革といった本物志向あるいは、自然と共存する素材を使った商品が多く見られました。昨年はそれらの素材に加え、フェニックスやセラミック(特にホワイトマーブル色)という特殊加工を施された新素材や、ガラスを使い、天然素材と組み合わせた商品が多く見られました。今年は、スチールを使った商品がとても多く、特にソファ、ボードなどあらゆるカテゴリーで、細いスチール脚を用いた商品が多く見られました。また、自然をテーマにしたディスプレイや、オブジェに動物を使ったり、地球をテーマにした設えも目立ちました。