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Dining, shopping and sightseeing in Paris, January 2020 Ⅲ

パリでの美食、買い物と観光、2020年1月 その3

今回も、パリで発見した素敵なレストランや店についてのレポートです。

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パリは観光のみではなく仕事がメインでしたので、メゾン・エ・オブジェのブースで毎日商談を行なっていました。
写真左から:リーン・ロゼ大阪店の店長生駒さん、ロゼ事業部の商品開発の担当者中辻さん、オリビエ・ロゼ氏、フランスでアシスタントをしてくれている服部さん。
このような仕事のスタイルが、全てテレワークになってしまったら寂しいなあ、と思ったりします。
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ルーブル美術館にも行きました。この写真は、私がルーブルのピラミッドを指で掴んでいるように見えませんか? このような写真の撮り方は、アシスタントの服部さんによれば、観光客にはとても人気があるそうです。初めて知りましたが、とても楽しい写真になったのではないか、と思います。ちなみに、ルーブルもコロナで6週間も閉鎖しましたが、7月13日に再開しました。「ルーブルのないパリ」はどれほど寂しいことか、実感した人々が多かったでしょう。ルーブルは世界の宝物ですから。
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今回は修学旅行で来ている子供たちがとても多かったです。様々な作品について、先生の説明を必死に聞いていました。そのような見学は最高の教育になるのではないでしょうか。子供たちは作品を自分の目で見て、その説明をじっくり聴きながら、芸術や歴史に対する興味と感受性が生まれるのです。そのような学校の団体がフランス全国からルーブルに訪れるようです。
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「鏡のある女」ティティエン(1488-1576)。
個人的に、大変好きな絵画です。美しさ、柔らかさと優しさを表現していると思います。当時の美の理想とは、女性は現在よりふっくらとして、ボリューミーな体つきであったこともその絵画でよくわかります。男性の場合は「理想の体型」は昔からあまり変わりませんが、女性の場合は「理想的なスタイル」はどんどん痩せてきたのはなぜかなあ、と考えさせられました。
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絵のキャプション:この若い女性は、理想的なヴェネツィアの美女のモデルです。二枚の鏡は、正面と背面の両方から自分の姿を見ることができるようになっています。芸術家はこのような多量反射を用いて、その技術力を証明し、彫刻よりも絵画の方が優れていることを示しています。

スマホで簡単に写真が撮れる時代だからこそ、アーティストの手が込んだ絵画の美しさを実感できると思います。
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パリの名門デパート「Bon March」は毎年有名なアーティストによる展示会が行われるので、いつも楽しみにしています。今年は日本の「nendo」によるディスプレイで、「雨のち花」という、「花」と「雨」を表現していました。とてもポエティカルで館内の雰囲気を穏やかにしてくれていました。やはりパリは「買い物とアート」は緊密に結び付けられていることも、パリの特徴の一つだと思います。ちなみに日本の「nendo」はフランスのみでなく、ヨーロッパ全体に大変人気を博しているデザインスタジオです。
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同じ「nendo」によるショップウィンドーディスプレイ。「雨の花」を表現していると書いており、とてもシンプルですが、大変素敵だと思いました。日本の、シンプルさと質素が理想である美術の感受性を表現していると思います。そして、「花」と「雨」はどちらも、はかない瞬間的な現象で、日本の「ものの哀れ」も象徴していると思います。そのような美の意識はフランスでもとても評価されています。
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このレストランもお勧めです! 「Leon de Bruxelles」というチェーン店で、そこの名物はムール貝とポテトフライです。そのムール貝とポテトフライは、フランスの西海岸とベルギーでも良く食べる名物で、「Leon de Bruxelles」は1890年にブリュッセルに設立されました。日本人にとってとても食べやすい香ばしいムール貝で、様々なテースト(仕上げ)から選べます(白ワインとパースリーソース、カレーソース、トマトソースなど)。そのスープも飲めるので体を温めてくれます!
「Leon de Bruxelles」モンパルナス店
Boulevard du Montparnasse 82, 75014 Paris.
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同じ店のもう一つの名物は魚フライです。レモンとマヨネーズを付ければ最高な味になり、お勧めですよ。しかし、フランスで揚げ物を食べる都度、私は日本のように、生のキャベツや大根おろしがあればいいなあ、と考えてしまいます。脂っこいものを生野菜で上手くバランスを取っているのは、日本料理の特徴だと思います。
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