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Marché de Noël – Christmas Market Ⅲ

マルシェ・デ・ノエル ―クリスマスマーケット その3

前回に続き、ジュネーブのクリスマスマーケットの様子を紹介します。
マーケットの屋台の中に、広島風お好み焼きの屋台があったのも嬉しいサプライズでした! 確かに世界各国のエスニック料理は人気ですが、お好み焼き、まして広島風の、屋台を見かけることはまだまだ滅多にないですね。

その屋台で鶏のお好み焼きを食べてみました。とても懐かしい味わいで、90年代に広島で過ごした学生時代を思い出しました。そのお好み焼きのブースは大変人気があり、たくさんお客様が並んでいました。

本当に素敵なお祭りのような場所で、何度か通いました。前回は夕暮れ時に行ったので、レマン湖を背景に、おとぎ話のような美しい風景を写真に撮ることができ、みなさんにも提供します。

そして家族や友人への素敵なプレゼントも見つかりました。特に、民族的責任、ローカルの生産やエコのポリシーのある企業によるギフトは、消費の新しいトレンドであり、多くの職人が地元で、あるいは世界の他の国(南米、アフリカなど)で民族的責任のある会社によって作られた製品を提供しています。

今回私が手に入れたプレゼントは次のものでした。

深いブルーの美しいベビーアルパカのショール、ペルーの小さな工房と協力しているスイスデザインのスエット、パラフィンの代わりに大豆を使ったアロマキャンドル、スイスでデザインされた靴下がちょうどいいプレゼントになる、と思いました。そして、アフリカの女性が収穫したドライマンゴーも買い、その売り上げで村に学校を建てることができるとのことでした。だから、私たちは消費するだけでなく、地球や特定の人たちを助けることができるのです。

ちなみに、今年は、環境保護のために、ギフトラップはあまり使わない方がいいのでは、という傾向が強まっており、「廃棄物ゼロ」というエコロジーを重視したジュネーブ市の公式サイトでは、プレゼントを布やハンカチーフで包む日本の風呂敷の技術が紹介され、その包み方についても説明がありました。

何より、ジュネーブの市民、そしてだんだん増えてきた観光客にとっても、クリスマスマーケットの雰囲気、イルミネーションの美しさ、ホットワインの香りなど、素晴らしい体験ができました。この困難な時期に、人々は慰めを必要としており、多くの人々が笑顔で過ごしていました。みんなで集まって、絆を深め、人生の良い面を思い出し、他の人のことを考える、これこそがクリスマスの本当の姿だと思います。

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広島風お好み焼きの屋台があったのも嬉しいサプライズでした ! そのブースが大変人気があり、たくさんお客様が並んでいました。
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息子のテオがアルバイトとしてクリスマスマーケットのバーで働いていたこともありました。バーで働くのは初めてのことで、彼にとってとてもポジティブな経験になり、たくさん友達も作ることができました。
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今年は、環境保護のために、ギフトラップはあまり使わない方がいいの、という傾向があり、「廃棄物ゼロ」というエコロジーを重視したジュネーブ市の公式サイトでは、日本風の風呂敷の技術が、とてもエコなラッピング方法として紹介されています。
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プレゼントとして、深いブルーの美しいベビーアルパカのショールを見つけました。天然色素によるそのブルーに魅了され、お友達の分、そして自分の分も買いました。
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ペルーの小さな工房と協力しているスイスの会社のスエットには、珍しいミリタリーグリーンを採用しており、ちょうどいいプレゼントになりました。
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「パラフィンの代わりに大豆を使ったスイス製のアロマキャンドルです。大豆を使ったキャンドルなんて初めて見つけました !
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スイスでデザインされた靴下。若者に向いている色と模様を提供しており、とても人気なブースでした。
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その靴下にはカニのパターンがあり、とても独特で可愛いと思いました !
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アフリカの女性が収穫したドライマンゴーで、その売り上げで村に学校を建てるそうです。私たちは消費するだけでなく、地球や特定の人たちを助けることができるのです。それもクリスマスの精神だと思いました。
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