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Le design japonais qu’aiment les Français, Part Ⅱ

フランス人が好きな日本のデザイン その2

前回に引き続き、DIGITAL DAYS – JAPANESE LIFESTYLEというキャンペーンの「ジャパン・デザイン・デイズ」第1日目を紹介していきたいと思います。

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1. BYRON coffee glass(ヒロタ・グラス)

このグラスは吹きガラスによるShowa Modern Coffee Glass(昭和モダンコーヒーグラス)といい、1960年代の日本に数多くのコーヒーショップで使われたグラスのデザインを再現しています。

「当時の雰囲気を残すため、型を再現し、最も近い色を塗りました」と書いています。「その丸い形はクラシックな印象を与え、アンバー色もその時代の懐かしさを表現します」と。確かに、クラシックデザインとモダンを調和した昭和時代のコーヒーショップの雰囲気を思い出させる商品だと思います。陶器のカップではなくグラスでコーヒーをいただくこと自体も、面白い概念だと思います。

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2. TOKUSA Glass(ヒロタ・グラス)

このグラスも日本のガラスの伝統技術を再現しています。「渦巻模様の半透明のガラスは、大正時代に開発された技法を彷彿とさせ、日本のガラスづくりの歴史を思い起こさせる味わいです」、と書いています。その模様は、咲き誇る花を連想させ、日本の技術力と職人技によって生み出されたコレクションだそうです。

確かに、日本ではガラスづくりの伝統があり、それは今でも継承されていることはヨーロッパではあまりよく知られていないと思い、そのようなグラスデザインが紹介されているのはとても有意義だと思います。

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3. 幸福をもたらすNEKO

その猫はデザイナーのダルマ、「七転び八起き」を表現していると書いています。また、猫のスタチェットの左側に、カタカナで日本の禅の名言、「日日是好日・ニチニチコレコージツ」、つまり毎日が最高、毎日がベストデイ、という意味の文章が書いています。そして前側に「+−=−+」が書いており、その意味が、人生に良いことも悪いことも起こりますが、それは結果的に「ゼロ」に等しいということだそうです。

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最後に、「どんなことがあっても、未来に目を向けよう、それこそが幸せな生き方だ、」とアピールしています。まさに日本の素晴らしい「生きる哲学」を表現しているオブジェだと思います。

そのような、どんな困難な状況であっても、前向きに生きよう、というキャッチフレーズに心が打たれました。今大変不安になっている時代であるからこそ、とても貴重な「生きるためのモットー」だと思いませんか。つまりそのオンラインキャンペーンを通じて、日本製のモノやデザインのみではなく、日本の哲学も伝わってくるのは本当に素晴らしいことだと思います。

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上記のポスターは、現在、日本の高島屋で実施されているフランスのデザインを紹介するイベントです。「デザイン・ダイアローグ」(デザインに対する会談)というキャッチフレーズで、デザインにおける両国の交流を示しています。そのような共同で行うイベントを通じて、デザインとライフスタイルについて色々なヒントが得られると思います。高島屋日本橋店の展示は3/21に終了しましたが、次に高島屋京都(4/28-5/9)、そして高島屋名古屋(8/17-30)での展示が予定されており、皆さんも機会がありましたら、ぜひ出かけてみてください。

(次号に続く)

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