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前回に続き、家族旅行のテーマについてお話しします。
夫クラウディオと息子テオが東京に到着してから、1週間ほど東京に滞在しました。フランスの旅行代理店を通じて、池袋のアパートを借りることにしました。ウィークリーマンションのようなもので、池袋の駅の西口に近く、とても便利でした。大きなキッチンに2部屋(その内1つは和室)で、3人家族のためにちょうど良かったです。ホテルで泊まるよりも安く済みました。
池袋は飲食店やショップがたくさんある地区で、特に若者が集まる場所も多く、賑やかでとても便利な地区でした。普段仕事の関係で泊まっている銀座とは全然違う雰囲気でした。
東京での観光やアクティビティといえば、まずスカイ・ツリーへ行きました。息子に空から見た東京の街の大きさを見せたかったからです。実は、東京の人口は1,400万ぐらいで、スイス全国の人口が800万であることを考えたら、信じられないほど大きな街です。それを空から見れば一番よく分かると思いました。
私もスカイ・ツリーは初めてで、胸がワクワクしました。入るために、普通は何時間も並ぶ必要があるようですが、今回は行列もなく、すぐ入れました。その日は曇りで、あまりよく見えなかったが、逆に、曇りや霧に包まれている東京の風景はなんだか神秘的で、素敵だと思いました。まるで空に浮かんでいるような様子でした。
息子も、「どこを見ても、街は無限に広がっているようだ」と言っていました。スカイ・ツリーにはショップや飲食店もたくさんあり、風景を見てから、美味しいトンカツ料理を食べました。テオは、「生まれてから一番美味しいトンカツだ」と言っていました。東京の最初のアクティビティとして最高でした。 (次号に続く)