Ligne roset Japan

ソファの元となるスチールフレーム

硬くて丈夫なソリッドワイヤーを柔らかく曲げ、独特の形状をきれいに作り出しています。

ファブリックのストックと延反工程

ロゼ社から直輸入している生地や国内で調達している生地を含め、約150種類の生地をストック。注文を受けてからモデルごとに必要な生地を裁断して生産を開始します。

ロール状の生地を延反台に並べ、この自動延反機で必要数を裁断。延反台は吹上式エアーで生地をわずかに浮上させることで、生地を傷めずに移動が可能です。その後、ロゼ社のデータが予めインプットされた自動裁断機で、必要な形に裁断していきます。

本革のストック

ストックされる皮革は「ウマ」と呼ばれる専用の器具に掛けることによって、折りジワの発生を防ぎます。さらに、その保管場所は空調をより効かせることにより、皮革の劣化を防ぎます。

この「ウマ」は丸革（牛1頭分の1枚皮）の大きさまで掛けられるよう、奥行2ｍ以上　高さ1.5m以上ありますが、皮革の移動中の折りジワを防ぐため、裁断台までそのまま移動できるようになっています。

ちなみに、本革は自動裁断機ではなく、すべて人の手で裁断します。

ウレタン張り付け工程

接着ブースで、ウレタンパーツをスチールフレームへ貼り付けている様子。

硬度や密度の異なる多くのウレタンの中で、モデルによって使用するウレタンが決まっています。いくつかの異なる種類のウレタンを組み合わせて作られているため耐久性が増し、快適な座り心地を実現することができます。

工場では環境にも配慮し、接着剤はすべてホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆のものを使用。

キルト工程

熟練した職人が、ソファのキルティングカバーを1つ1つ作っています。ミシンや針もモデルごとに取り替え、ていねいに仕上げていきます。キルティングカバーは大きなパーツなので大変な作業となりますが、時間をかけ、ていねいな作業を行っています。