Roset Life
ロゼライフ
ROSETTogo
叶えたい空間のために、こだわりを。
軽井沢在住 ジュエリーデザイナー 松田さん
東京から軽井沢に拠点を移し、自然に寄り添った暮らしと自身のブランド活動を両立させているジュエリーデザイナーの松田さん。
シンプルで機能的な住まいづくりの工夫や、家具へのこだわり、そしてリーン・ロゼとの出会いについて、ご自宅でお話を伺いました。

もともと東京で暮らしていた松田さん。オンライン中心のセレクトショップの運営から、ジュエリーデザイナーへと活動を広げてきた中で、事務所とアトリエ、ギャラリーを居住空間と一緒にした住まいを持ちたいと、4年前に軽井沢の地にやってきました。
「最初は東京で探していたんですけど、なかなか思うような物件が見つからなくて。それで鎌倉など足を延ばして探している中で、軽井沢も見てみようとなって。特に縁があったわけではなかったのですが、来てみたらすごく気に入って、土地探しから始めました。
オンラインメインだとお客さんに手に取ってもらえないし、どうしても限界があります。ギャラリーがあれば実際に見ていただけますし、やっぱりブランドとしての空間みたいなものはあった方がいいなと思っていました。一つの商品というよりは、世界観的なものをプレゼンテーションできる空間が欲しいなというのはありました。
だから、都心であることにこだわって妥協するより、ここに来たら欲しかった空間が実現できるんじゃないかなと思って、期待の方が大きかったですね」

「大きな窓」から始めた家づくり
軽井沢で土地探しをする際に求めたのは、緑に囲まれた森のような雰囲気。選んだこの地は、もともと雑木林だったといいます。
「この雑木林をくり抜いたら、緑に包まれた雰囲気になるなと思って選びました。だから住まいを設計する時も、まずこの緑に囲まれた風景を満喫できるように、大きな窓を三方に囲まれたサンルームのような空間を設けました。窓は住宅用でマックスの高さのサッシにして。この空間を実現させるために、天井高をサッシの高さと合わせているんです」

「ドアは全て引き戸にして、収納の扉も全部天井まであるようにしました。キッチンも冷蔵庫や調理家電はすべて扉の奥に収めて。廊下にも収納があるんですけど、ずっとベンチのようにして、下は全部収納にしています。部屋の中にとりあえずモノを置くということはしたくなくて、一面綺麗に収納にしてスッキリさせています」

「あとは床も、段差があると掃除がしにくいのでフラットに。ルンバで掃除がしやすいなど、デザイン性重視というよりは、使いやすさとか掃除のしやすさとかをメインに考えました。機能的で暮らしやすい方が強いですね。
床の素材はまっすぐなものじゃなくモルタルにしました。私は人工的なタイルで綺麗にピカッとしているよりも、ムラがあったり、質感がフローリングじゃ出せないような雰囲気の方が好きです。 ちょっと美術館的な雰囲気の方がいいなと思って、あまり主張しすぎないようにしています。
ウッドデッキも、天井も床の部分もだいたいフラットなんですよね。 ギャラリーをやっている時は、テーブルを出してドリンクのベースにしたりとかします。バーベキューもできたりとか、すごくいいスペースです」

リーン・ロゼとの出会い
「最初にリーン・ロゼを知ったのは、インスタグラムだったと思います。ちょうど家を建てる時期で、海外の方のインテリアの投稿に頻繁に出ていましたね。普通のソファよりもオブジェっぽいのがいいなと思って。調べてみると、見た目だけじゃなくて、人間工学に基づいた設計だったり、歴史もあったりとか。じゃあいいかもと思って。
この家を建てる時にソファを買おうとなった時にはリーン・ロゼのことが頭に入っていて、すぐ結びついたみたいな感じです。
色は結構悩みました。ベージュトーンは決めていたのですが、このシリーズは微妙な色の違いがあるので、サンプルを見て。
もうちょっとグレーっぽいのとか、微妙な違いがいろいろとありましたけど、最終的にはネーミングがいいなと思って「サンドストーン」という色を選びました。
名前もイメージでつけていると思うので、ものを作っている人たちがこの名前に込めたものと、私たちの部屋が合うと思って。実際に引っ越してきて「ぴったりだ」となって、最終的にこれに決めてよかったなと思っています」

実際に使い始めて感じた、リーン・ロゼの魅力についても伺いました。
「ずっと座っていられますし、自分にとって一番いいと思っています。他のソファに座ってもしっくりこないんですよ。もうリーン・ロゼの体になっちゃっている感じです。
機能としても、脚がなくてホコリがたまらないし、軽いので掃除のときも動かしやすい。これならストレスなく暮らせると思いました」

ソファと合わせて、2階のゲストルームにはリーン・ロゼのロゼマルティを置いていらっしゃいます。通常のソファスタイル、足元を引き出して使用するカウチスタイル、背もたれを倒してフラットにするベッドスタイルの3ウエイで使えるので、ゲストルームにピッタリ。
「ここに座って、借景を楽しめるように作った窓から外を眺めることができて、心地よく過ごせる空間です」


まず「機能的」であること
「物を選ぶ時は、まず使い勝手を重視しますね。例えば、このテーブルも1本足なんです。ワーキングチェアだと椅子の足にあたったり、掃除もしにくいというので、1本足にしました。
室内の小物は、自分で作ったものも多いですね。ティッシュケースも、ホテルとかにこんなの置いてあるじゃないですか、小さいの。でも一般にあまり売っていなかったりとか、好きなデザインがなかったりとかで作ったのがこれ。最初にここのインテリアに合うように、ちょこちょこ作って増やしている感じで、それが仕事にも結びついています」

軽井沢から広がる次の展開
「今、ちょうどギャラリーをちょっと変えようと思っています。家具屋さんとコラボで家具を作り始めていて、その家具とかを使ったスペースを、ギャラリーの方に作ろうと思っています。
ここに引っ越してきたことが、いろんな意味できっかけになって、自分の世界が広がっているみたいなところはありますね」
移住先で実現した“機能性と美しさを両立する空間”は、ジュエリーデザイナーとしての活動にも新たな広がりをもたらしているようです。

松田さん